黄色いの
さしてする事もないので、せっせと内職に励んでおりました。
昨年販売したイエローデビルですが、実は今回カラーレジンキットとして販売するのです。
近年、当方のブースを訪問される方々あるいはお客様から、
「これは色を自分で塗らなければならないのか。」「この飾っているものを売ってくれろ」
といった問い合わせをよくされており、「はぁ」とか「へぇ」とか答えるだけでは
昨今の右肩下がりの売れ行き度し難い状況は打破できないと判断した次第です。
比較的手に入りやすい着色料はクレオスかボークスのものなのですが、
とりあえず横浜のボークスでクレオスのトナーを買ってきたw
使用方法を見てみると意外とレジンとの配合比がシヴィアで、10分台で計測できる
はかりが無ければ正確な配合は不可能な模様。よって適当根性を存分に発揮し、
目分量で作業を進めました。
当初、黄橙色を目指していたのでイエロー7:マゼンタ3で配合を試みたのですが
前述の通りml単位の配合なので、果たして正確に7:3になっているのか怪しいもので
数度の試作を経たにも関わらず出来上がったのはイエローではなく
フレッシュデビルでした。
失敗毎に400gの樹脂を無駄にするのは非現実的なので、混色は早々に諦めました。
ひたすら注型作業に没頭しました。
文字通り瓦礫と化した物体
以下、製作記事。
手流しですが、「ないわー」というレヴェルの気泡・形状欠損はありませんでした。
ちょっとした気泡は無視しても良いとは思いますが、ランナーを適当に削って
接着、もしくは瞬着に顔料を混ぜたものを充填後、整形で修正可能です。
ちなみに自分の場合はシアノン(白)にクレオスのトナー(黄)を混ぜたものを
使用しました。
ほとんど目立たない
あとは適当にPL・バリの類を処理、黒の部分はラッカーを筆塗り、
はみ出してもナイフでこそいで修正できるので楽、小一時間ほど工作すれば
完成です。
ちなみに当該品はそのまま商品サンプルとして版元に提出するため、
完全接着はせず、メルト材で仮止めに留めました。
予想以上に工数が掛からない上に見栄えが良い、これは確かに無塗装キットは
売れんわー。
今回は試験的ということもあり、数はかなり少なめですが、次回のWFにて
販売します。
無塗装品も販売します。
デビル以外では、前回の売れ残りを数種持ち込む予定。